紫外線治療とは
紫外線の免疫の働きを弱める作用を利用し、過剰反応を起こしている皮膚の症状を鎮静化させる治療法です。
この治療法は紫外線に含まれる発癌や過度の日焼けを起こすような不要な波長を含まず、治療効果の高い波長のみを照射することができる特殊なランプを使用するため、副作用が少なく効果が高いことが特徴です。
治療時間は局所への照射機器では1箇所につき数十秒、 全身への照射機器では半身につき4-6分程度がかかります。
※効果の現れ方には個人差があります。
適応症状
乾癬、類乾癬、掌蹠膿疱症、菌状息肉症、悪性リンパ腫、慢性苔癬状粃糠疹、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症
紫外線治療ができない方
- ・光線過敏症のある方
- ・皮膚悪性腫瘍の合併または既往のある方
- ・高発癌リスクのある方
- ・免疫抑制剤の治療をされている方
- ・光過敏性有する薬剤を服用されている方
費用
乾癬、類乾癬、掌蹠膿疱症、菌状息肉症、悪性リンパ腫、慢性苔癬状粃糠疹、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症の場合、
保険診療で治療を受けることができます。
1回 1,020円(3割負担の場合)
副作用
繰り返し加療をすることによりわずかに色素沈着を起こすことがありますが、中止にて徐々に改善します。
治療例写真
尋常性乾癬
尋常性乾癬は乾癬の中て゛最も多い種類です。
かゆみの症状が約半数の患者にみられます。
19回照射後
繰り返し加療をすることにより、
わずかに色素沈着を起こすことがあります。
27回照射後
繰り返し加療をすることにより、
わずかに色素沈着を起こすことがあります。
尋常性白斑
16回照射後
繰り返し加療をすることにより、
わずかに色素沈着を起こすことがあります。
紫外線治療機
-
311nm紫外線治療機
311nm紫外線治療機
- 症状
- アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、類乾癬、掌蹠膿疱症、菌状息肉症、 悪性リンパ腫、
慢性苔癬状粃糠疹、尋常性白斑、円形脱毛症
- 特徴
- 全身に紫外線を当てることが可能です。
- 副作用など
- 繰り返し加療をすることによりわずかに色素沈着を起こすことがありますが、
中止にて徐々に改善します。
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308nmエキシマライト
308nmエキシマライト
- 症状
- アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、類乾癬、掌蹠膿疱症、菌状息肉症、
悪性リンパ腫、 慢性苔癬状粃糠疹、尋常性白斑、円形脱毛症
- 特徴
- 短時間で強力な紫外線を局所に当てることが可能です。
- 副作用など
- 繰り返し加療をすることによりわずかに色素沈着を起こすことがありますが、
中止にて徐々に改善します。
紫外線治療で
よくいただくご質問
- Q
紫外線治療に痛みはありますか?
- A
基本的に痛みはありません。
治療翌日などに日焼け用症状が出現する場合があります。その場合は照射量を調節致しますので医師にご相談ください。
- Q
紫外線治療は何回通院する必要がありますか?
- A
症状のひどい時は週に1~2回が効果的です。
症状が安定してきたら、頻度を減らしていきます。